今そこにある「老い」
東京でも当地でも、おじいさんが歩きながら、自転車に乗りながら、ラジオを聴いてるシーンに出会うことが度々ありました。
イヤホンではなく、スピーカーから音出してるのがポイント。
何なんだろうあれは?
競馬中継だったり、ニュースだったり、演歌ショーだったり、内容はいろいろなんだけど、周りの迷惑は一切考えず、
暴走族のカーステの如く、大音量で聴いているおじいさんとすれ違うことは一度や二度じゃないわけですよ。おばあさんではない。
で、今日日曜日は、僕にとって落語の日。
NHK第二で放送されている小痴楽の番組を聞き、ユーチューブでヨネスケチャンネルを観るなど落語づくし、みをつくしは沢口靖子。
ふと買い物に行くことを思い出しました。
用意をして玄関に行って靴を履いて、イヤホンを忘れたことに気が付きました。
そのとき、ふと思ったのは、このまま出かけて、スマホ(スマホは持ってた)のスピーカーから道すがら小痴楽の放送聞こう、というアイデアに到達した自分にびっくりしました。
これじゃ演歌を聴きながら自転車をこいでるおじいちゃんと一緒じゃ~あーりませんか!?
暑い中耳に何かを入れることへの不快感か、靴を脱いでイヤホンを取りに行くことを忌み嫌ってなのか、理由は謎。
結局、靴を脱いでイヤホンを取りに戻り、自分の耳だけで楽しみましたが、スピーカーで聴けばいいか、と一瞬でも結論づけた自分に驚いたね。
こういうのを老化と呼ぶのかしら?
ジムの鏡の前で全裸でドライヤー使ってるのとおなじかな。こういうのって結構ありそう。
笑点の問題にできそう、自分のしてることで、不意に老いを感じたことは何ですか?的な。
小遊三師匠の一人舞台になりそう。
所で今日の「小痴楽の楽屋ぞめき」ですが、出演は春風亭一花、瀧川
鯉八そしてゲストが柳家喬太郎さんという豪華版。
同じ協会の先輩後輩で稽古をつけてもらったこともある一花さん、
新作落語の先輩後輩の鯉八さん、
オールマイティの小痴楽さんと、テンションの高い喬太郎さんとのトークの炸裂具合が激しくて笑いが止まらないネ申会でした。
もう一度聴き逃しで聴きたい、と思っていたところでした。
特殊な条件キ゚ですくお下でのスピーカーで聞こう!という発想だったことはお断り申し上げておきます。聞き逃しはらじるらじるで。