浅田次郎の世界を初めて感じるオーディオドラマ

 浅田次郎を聞いている。読んでいるのではなく、オーディオブックをYou Tubeで聞いてるのである。


なぜかわからないが、著名な俳優や女優を使ったシリーズが多くYou Tubeに存在してる。


多分、どこかのラジオ局がスポンサーありきで制作し、CDで二次利用したものが、違法アップされてるのだろう。田中圭、坂本美雨、鷲見真知子、斉木しげるといった芸達者の朗読を楽しむことができる。いや、浅田次郎の世界を楽しめるのが何よりだ。


浅田次郎の名を耳にしたのは随分前と思うが、ルックスがだめで読む気にならなかった(笑)


こうして初めてきいてみて、中毒になったほど好きな世界だった。男と女のお話、向田邦子的と思えるテーマを、丁寧かつきれいな日本語で描いた世界は、ちょっと悲しく、ちょっと暖かく、好きな世界だった。この人の他の作品がどうなのかすらまだ知らないが、星新一のように感動的な珠玉の短編を次々発表するのがメインなのか、はたまたどこかに長編があるのかもわからないまま、読むのではなく、なんとなく聞くというスタンスが心地よい。


朗読がうまい俳優、橋爪功さんとかと言うのは、すきな俳優であるべきだし、このシリーズで朗読してた元日本テレビのズームやってたアナウンサーも、上手で感動して、なんか見直した。高橋英樹の娘なんか、かけてもいい、上手に朗読できないと思う。


上手な朗読者が上手な作品を読んで聞かせる時間は、プレシャス。ただ浅田次郎さん、ウイキペディアで見ると色々苦労されたみたいなんだけど、すきなレストランとして帝国ホテルのレストランで食べてる写真どこかの雑誌で披露してて、なんか成金な感じがするのは、さり気なくマイナスである。

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