その女性向けのエステサロンは錦糸町のオリナスという商業施設そばの道を一本入った人通りも少ない住宅地の細い裏通りにあった。
お喋り上手の上品な中年の女性1人で運営している。(後に旅行好きとわかり話が合う)
なかなか空きがなく、予約が取れなくて、毎回何度も電話してやっと予約が取れる人気個人経営エステだ。
予約した時間、遅刻しないようにお店に到着、挨拶をして、椅子に座っていると、ちょっと馴染みのない味のお茶が出てくる。
お茶を飲みながら、世間話(錦糸町周辺の美味しいお店、店舗の開店閉店情報)をして、靴下を脱いでベットに横たわる。そのおばさんが僕のジーンズの裾を捲ってくる…
そう、足の巻き爪を治してもらうのだ。
この店主によると、僕が当時好んで履いていたPUMAのスニーカーが細身なのが爪に良くないらしい。ニューバランスとかがいいらしい。
僕の爪は、巻き巻きで歩くのが痛いほどになり、血も出て会社を休む程。
ネットで色々検索した。
普通の病院に行くと爪を剥がされるらしく江戸時代の罪人ではないので、静かにブラウザの☓ボダンを押した。
検索順位下ぐらいに近所に「ドイツの技術を使った巻き爪治療」というヒトラーもびっくりのページを見つけた。
本業は女性用のエステティックサロンなのだがドイツ製のテープのようなものを輸入していて、それを爪に貼ると爪が矯正されるらしい。
(一度ヨーロッパの火山爆発で飛行機のフライトが長期影響を受けて、テープの輸入が困難になり、在庫が危ぶまれた時期があった。
これなら痛くない!すがるような気持ちで、門を叩いた。
巻き爪では男の人も結構来るらしい。
店主が他のお客さんからもらった炊き込みご飯やお饅頭、お漬物、野菜などをお土産に頂戴し、うちの食卓に登場することも結構あった。
1ヶ月に一度数ヶ月通うことで、先ず上手に爪を切ってもらい、次にドイツ製のテープを爪に貼る、これで丸まっていた爪が徐々に広がってきた。凄い!思わず「ハイル、ヒットラー」と叫びたくなる。
でも1回片足5000円位はなかなかだけどね。
この店を離れて、また巻き爪の兆候が出てきた。プーマは履いてないので、爪の切り方の癖だと思う。
最近見たInstagramのリールに「巻き爪の人は足の指に力を入れて歩け」と医者(風の)人がが言っていた。
今はそれを実践してる。これで治ったら、今までの莫大な診断費と土日の通っていた時間は何だったんだ、ということになる。
まぁ錦糸町でご飯食べてきたからいいけど。
まぁ色々いいお店聞いたし、お土産も貰ったからいいか…懐かしい。おのおばさん元気かな?
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