ミステリーのミステリー①

 西村京太郎の十津川警部シリーズは、書籍としてもかなり大量のシリーズが発売されている。

（推理小説ってなぜ物凄い話数があるのか謎）

複数の放送局でドラマ化されている。

僕も数冊原作を読んでみた。ドラマでは十津川警部と亀さんや容疑者を巡る人情物のように仕立てられているが、原作は淡白なあっさりしたものでお涙頂戴物ではなく、ひたすら時刻表トリックなどのマニアものだ。

この理系の世界を文系の世界に変えたフタッフは凄いと思う。

アニメの好きな声優嫌いな声優があるように、十津川警部、亀井警部補も

TBS

渡瀬恒彦 伊東四朗

テレビ朝日

高橋英樹 愛川欽也（後に高田純次）

テレビ東京

神田正輝 小林稔侍

と色んな組み合わせがある。（これは1例）

十津川警部は役者が演じ、亀さんは喜劇系が演じるって不問律でもあるのかな？

ちなみに一番後発のテレビ東京版は部長が若林豪という豪華版。このドラマは十津川より亀さんがメインのドラマで、亀さんを助ける刑事として坂上忍が出ている。

上のドラマ全てに出演してるのはおなじみの山村紅葉。局をまたいで、西村京太郎の愛人山村美紗の力が働くって凄すぎない？！

もうひとつテレビ東京版には小林稔侍の息子も出ています。小林稔侍は結構バーター出演をやる俳優で、娘と出てるドラマもあったな。

でどの組み合わせがベストか、って話になるんだけど、断トツで渡瀬恒彦、伊東四朗だろうね。（そう言えば伊東四朗の刑事モノにも息子が出てる謎）

このシリーズが100作かなんかを迎えた時にゲストにお兄さんの渡哲也が出演して、インタビューを受けた時に「伊東四朗さんに感謝しろと弟には言った」的な答えをしていたけど、伊東四朗の抑えた演技最高だよね。

警察でも実際あるだろう、自分より若い人が階級が上でキレ者、という設定て常に十津川を敬いながら、自らもきらりとした推理を働かす青森出身の刑事。ワイシャツの下にランニングが透けていそうな感じの刑事としての存在感抜群でした。

ところでこのドラマ100作もあってBSでの再放送はいつも同じ話なのは何故？

再放送を嫌がって許可しないのは誰？