ありそうな奇譚。

 村上春樹の「東京奇譚集」をAudibleで聞いた。

村上春樹にハズレなし。


奇譚とは珍しい話、不思議な話という意味だそうだ。


羊男とか鉄棒する猫とかだと嫌だなと思ってなんとなく避けていた。


僕は村上春樹のリアルな小説の方が好きだ。もちろん羊男も読むけど。




奇譚をテーマにした短編集で最後に喋る猿の話が出てくるのだけど、それ以前はみんなありそうな不思議な話でどんどん惹かれていく。


短編でありながら主人公に関わる人たちの人生も垣間見れて飽きさせない。


こんな不思議な事ってあるよね、と思えるのがポイント。


小説は良かったんだけど、僕の好みと違ったのはナレーター。


イッセー尾形さんが担当されている。


イッセーさんといえば一人芝居で有名だが、一言で言えば僕にとってtoo muchなのだ。


村上春樹の小説を朗読してる俳優はこれまで高橋一生、向井理とか若者ドラマで主演をするような俳優が読んできた。


ギャラ高いだろうに、と、思いながら聞くけど、村上春樹の世界を読む人として三十代のイケメン俳優と言うのは違和感がない。



映画版「騎士団長殺し」の主人公が高橋一生でも違和感はない。


所がイッセー尾形である。(どちらもイッセーだけどwww)


尾形さんが若手イケメン俳優ではないと文句を言ってるのではなく、演技過剰なんだよね。セリフの言い回しとか。


この辺の線引きが難しい。


つまり求めているのは朗読なのか演技なのかってことかな。


ラジオドラマじゃないんだから、抑制の効いた読み方を僕は求めているということを認識した。勉強になった。


泉ピン子とかがもし朗読やっても過剰になりそうな予感。そこは俳優魂、女優魂なんだろうけど。


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