紅白の(多分)高視聴率は、テレビの終わりのはじまり

おそらく今日、2日、紅白の視聴率が発表されるはず。

ネットのTOPページにも掲載され、
一時の茶飲み話になるのであろう。

今の段階で予想しておくと
結構高い数字が出てくると思う。
ここ数年で最高、的な数字ではないか?

で、その理由を、もし、メディアが
「絆」とか言い出したら、それは違う、と前もって言っておく、というのが
今回の趣旨。

何故、高い数字が出るか?

それは、裏番組がひどすぎた。

Twitterとか見てると
日本の伝統的なお正月というのは健在で、
(僕のTLを見るかぎり、家族でそばを食べて、
というのが圧倒的)

そのようなみで

1)家族が集まって安心してみれる
孫からおばあちゃんまでいて、女芸人が股を広げるは辛いはず。

2)民放の番組制作費の節減のためか、
お正月のいつもの番組の時間を長くした結果、中身が薄くなった
(空港24時なんかはこのパターン)

3)総合格闘技という、家族でまぁ見れる、というコンテンツからの撤退
893問題の影響もあるんでしょうね、テレビ東京がボクシングだったのは
切羽詰まった結果だと思う

4)手垢のついた企画しか、裏番組なかった
最近の民放のひどさは繰り返すまでもないが
節約モードに加え、なんか新しい番組を、という気概もなく、
下品、芸人いじめ、ものまねと言った安全コンテンツが多かった。

最近聞いた話で大学生がキィ局と、商社受かって、商社に行った、という話があるのだが
テレビが本当に作りたい人が制作会社では安い給料で働き、気の利いた学生は他の業界に行く
という流れにも手を打つ必要があるのでは?(大学名優先とコネ採用とかやめるべき)

5)不景気の影響もあるのだろうけど、
いまだに大晦日の過ごし方として、東京デイズニーリゾートのカウントダウン以外の選択肢がない

6)不景気で、家にこもってというのが続いている

以上の理由から、紅白の視聴率は高い、みたが、
まぁそれでも、テレビの終わりの始まりを感じた年末だった。

■追記
関東では微減という結果でした。
http://www.sanspo.com/geino/news/120102/gnj1201021803001-n1.htm