村上春樹クロニクル

久々に村上春樹さんの本を買って読んだ。

IQ84ではなく



これなんですけどね。

多分、海辺のカフカで長編は止まっているのだけど
まぁ大した理由もなく
軽い文庫本になれば、IQ84も海外旅行の機内や、ホテルのベットの中で
読んでみたいのだけど、なんか無性に彼のエッセイが読みたくなったのです。

村上さんのエッセイは死ぬほど好きです。
村上さんのエッセイリスト

今回も、お正月に、何冊か厚い本を買い込んだんだけど、
言うまでもなく一番に読み終えました。

眠りに落ちる前の数十分、
彼の新作をワクワクしながらぬくぬくしたベットの中で、
ページを捲り、新たな村上ワールドに浸るのはまさに最高のひとときです。

我が家に村上春樹のエッセイを持ち込んだのは
なぜだかわからないけど、今は亡き愚弟でした。

小説も読んでいないはずなのに
突然「村上朝日堂」を買ってきて、
それを読んではまりました。

なんでなのか、って事を考えてみると
人と同じ事や世の中の常識に対して
自分は「嫌だから嫌なんだ」という
一貫した姿勢に惚れているのかもしれないです。
いや、惚れていたのです。

特に社会人なりたての頃は、
僕もそれなりに熱い人間だったので
「会社」という世界で展開する、数々の意味不明の事態に対して
わたりをつけるために、エッセイを読んで
「そうだよなぁ」って思いながら、眠りに落ちたのでしょう。

世間的にはどうでもいいことに、とことんこだわり、
「まぁ、わかってくれないだろうけど
それはそれで構いません」(シャッターガラガラガラー)
というスタンスはなかなか気持ちいいです。w