この前、一人でお気に入りのラーメン屋で肉味噌ラーメンを待っていた。
すると、男性ふたりの、ほぼ出来上がった酔っ払い方の二人が入ってきた。
年の頃は30代後半なのかなぁ…。
酔っ払ってるから、
結構大きな声で、隣の席に座られたんだけど、
プライベートなことを話してた。
自分の親の病気の話、
娘の結婚、だけど、実はそんなこと自分の中ではどうでもいいと思ってること、
転職の話。
親が病気で、転職活動がうまく行かずという男性Aは
途中から無口になり、ただラーメンをすすっていた。
Bさんは、また今度は別の町に一緒に飲みに行って、
一緒に話しようよ、今日は誘ってくれて本当に嬉しかった、
というようなことを繰り返していた。
それにAさんはただラーメンをすすりながら
うなづいていた。
途中で突然、Aさんは
おれなんか、いつ死んじゃってもいいとおもってるんだよ
と吐き捨て、Bさんが娘の結婚があるじゃん、とか奥さん大事にしなきゃ、って言うんだけど
結局Aさんは黙ってラーメン。
隣にいても酒の匂いが漂うほど、酔っ払った、
なんか、こう、悩み多い感じの二人の締めのラーメン。
僕は店を出て駅に向かう途中、
ずっとAさんの何も言わず、背中を丸め、ラーメンを食べる姿を思い出し、
なんとも言えない苦いお茶を飲んで「うぅ」って思うような、
そんな気持ちになって、花金の夜の家路についたのだ。
楽しいだけじゃない人生。
川の流れのようなのか、
なんなのかわからないけど、
なんかこのシーンが頭に残って仕方が無いのである。
すると、男性ふたりの、ほぼ出来上がった酔っ払い方の二人が入ってきた。
年の頃は30代後半なのかなぁ…。
酔っ払ってるから、
結構大きな声で、隣の席に座られたんだけど、
プライベートなことを話してた。
自分の親の病気の話、
娘の結婚、だけど、実はそんなこと自分の中ではどうでもいいと思ってること、
転職の話。
親が病気で、転職活動がうまく行かずという男性Aは
途中から無口になり、ただラーメンをすすっていた。
Bさんは、また今度は別の町に一緒に飲みに行って、
一緒に話しようよ、今日は誘ってくれて本当に嬉しかった、
というようなことを繰り返していた。
それにAさんはただラーメンをすすりながら
うなづいていた。
途中で突然、Aさんは
おれなんか、いつ死んじゃってもいいとおもってるんだよ
と吐き捨て、Bさんが娘の結婚があるじゃん、とか奥さん大事にしなきゃ、って言うんだけど
結局Aさんは黙ってラーメン。
隣にいても酒の匂いが漂うほど、酔っ払った、
なんか、こう、悩み多い感じの二人の締めのラーメン。
僕は店を出て駅に向かう途中、
ずっとAさんの何も言わず、背中を丸め、ラーメンを食べる姿を思い出し、
なんとも言えない苦いお茶を飲んで「うぅ」って思うような、
そんな気持ちになって、花金の夜の家路についたのだ。
楽しいだけじゃない人生。
川の流れのようなのか、
なんなのかわからないけど、
なんかこのシーンが頭に残って仕方が無いのである。