貧困について考えさせられる

香港と言えば、
調査によっては、NY、ロンドンにつぐ国際金融都市である

モダンな高層ビルが立ち、
スーパーブランドの大きな店が軒を連ね、
高級ホテルが乱立し、高級レストランがその味を競う・・・

返還の日に、お金持ちのパーティーに参加したのだけど
1)ホテルまで運転手がBMWで迎えに来る
2)ご自宅は、100万ドルの夜景で有名な丘の中腹
3)ご自宅には幅広の門がある
4)レストランのように、デーブルが並べられた部屋でぱーちー
5)トイレはいたるところに

そう、お金持ちはとことんお金持ちなのである

しかし、町を歩くとそんな気はしない。

(香港の大卒の平均月収は1万7000ドルだそうだ(香港ドル=10円)
物価が安いのか高いのかは諸説あるところだし
まぁ、一応参考値として)

僕の問題意識としては、
貧しい人が多いことと、お年寄りで働いている人が多い、ということである。

例えばモールのトイレに行った時
洗面所の前で、扉を開けてくれるだけの仕事をしている人がいる。
ちょっと高級なレストランでは、手を洗うところでタオルを渡してくれる人がいる

そんな中、ググってみると、いろんなことが見えてきた。

ますは国の成り立ち。
近代化はイギリスの植民地というスノッブなところで始まっているので、
貧しい人への施し、という政策が行われて来なかった。

更に、もともと貧困層の拡大は、中国からの移民が増えたことに由来していた
建設現場等で安い賃金で使われていたが、
そもそも、英国風の文化を持つ人が治めていたわけで
文化も知識もないそのような人々を、利用こそすれ、
低く見ていた、ということである。(ハーベスライフ香港より

一方、企業では、医療保険や年金は昔は義務ではなかった、ということで
個々人が自ら蓄える、という事が必要だった。
監督官庁の企業への介入も必要最小という事で、
そもそも社会保障という考え方が、この国には存在していなかった、
ということのようである。(こちらのブログより)

続く。



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