名曲「美女と野獣」の録音秘話にみる吹き替えのチープさ

昨日ふと偶然聞いてしまった「美女と野獣」

世の中に流通しているのはセリーヌ・ディオンのバージョンなんですが
映画の中で使われているオリジナル版です。



歌っているのは
野獣と美女の恋愛の成り行きを優しく見つめ続けるポットおばさん
声を担当しているのは、ジェシカおばさんの事件簿でお馴染みの
アンジェラ・ランズベリーさん

WIKIを見ると祖父は英国労働党の党首等驚く血筋であるのですが
彼女自身は、ジェシカおばさんのヒット以前もブロードウェイで活躍した多彩な女優なんですね。

DVDのコメンタリーで、
ディズニー復興ヒット作のほとんどの作曲をした
アラン・メンケンが語っているのだけど、(この人の偉業の数々はこのリンクから見てみてください、大金持ちですよきっとw)
彼女は当初、この曲を歌うのをすごく嫌がった、と。

難しくて歌えないという理由だったと記憶してますが、
最後に一度だけ歌ったのが、YOUTUBEの歌です。

つまりワンテイクしか録音していなくて
一発で歌って、そのまま映画で使われたという・・・・

なんということでしょうか?
そう思ってもう一度聞いてみると
ポット夫人の人柄?のようや優しいボーカルが光ります。

何度も録音して、いいところを繋ぎ合わせるという手法がほとんどの中で、
たった一度の奇跡が、この後も多分長い期間に渡って残っていく

あー、それなのに、日本語のバージョンで
日本人が歌っているのを聞いてる人とか
ホントにそれでいいのですか、と問いたいですね。

韻を踏んだ綺麗な歌詞と
演技の延長で、数十年のキャリアの積み重ねで歌われる曲、
英語を勉強する理由がここにあると思います

日本語が楽だからと、吹き替えを見ているのは残念すぎやしませんか?