後期高齢者のインターネット

 

うちの母は後期高齢者と言われると年齢でらくらくスマホを使っている。まぁ、このらくらくスマホという選択がそもそも間違っていて、いつまで経ってもiモードを使っているようだ。年寄りだかららくらくスマホは間違いで、普通のスマホを使うべきであるが、この際どうでもいい。

だから、何かわからないことがあれば、検索するようにしてもらっている。検索画面のマイクを押して、音声で検索するのが楽のようだ。今日のテーマは天皇誕生日はいつになったか?


検索ワードは天皇誕生日、いつで調べ、結果画面から良さげなのを上から選び画面を呼び出すと、一番上から読み始めたのだ、なるほど、こういう調べ方なのね、と驚いた。つまりそのページに書いてあることを、一番上から読んでるのだ。ウィキペディア丸写しのサイトで、冒頭で早速日本の祝日について調べてみよう!といういつもの常套句を読んでで思わず笑ってしまった。


僕なら、天皇誕生日、令和、いつと調べて、結果画面の中で、2月23日という文字を見つけて終である。いちいち結果画面に行かなくてもいいような検索ワードを選んでいると思う。ここが違いなのね。僕のやり方さえ、デジタルネイティブ世代には古いやり方かもしれない。


バカとインターネットという本をかつての上司が勧めていて、読んだらめちゃくちゃ面白かった。この本によると、僕らの脳はインターネット後、新たな刺激、この場合、リンクされてる青い文言をひたすら探しながら、コンピュータ画面を見つめてるそうだ。祝日法とは?とか他の祝日の扱いなんてこの際どうでも良くて、天皇 誕生日という語句だけを求めて、画面をみて、情報を求め、次の検索をする世代と、選んだネットのページを開き、上から読み始める世代がいるを実感した。

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