禁断の甘いヨーグルト

 




風邪やインフルエンザの季節である。この時期、万が一インフルエンザになんてなろうものなら、食料の確保が大事である。流石にインフル菌を撒き散らして買い物に行くわけにも行かないので、病院でインフルと診断され帰る道すがらか、薬局の帰り道しか食料ゲットのチャンスはない。一刻も早く寝たい気持ちを押さえて、風邪療養に必要な食料を買う、これ大事。


何を買うか?プリンもしくはヨーグルト一択である。2つ書いておいて一択もないけど、プリンには卵のイメージ、ヨーグルトには牛乳のイメージで、健康になりそうな予感が十分ある。熱を出していると、冷たいものがうまいし、ヨーグルト、プリンの口触りなら8度熱が出てても食べられる。注意は一回一回個別のパッケージの商品を買うこと。風邪が治ったときに、病の絶頂の頃開けたパックから、ヨーグルトを食べるとまた、インフルになりそうである。だから、3個百円的な個別パックを2つくらい買って、眠りにつく。お腹すいたら、プリン、ヨーグルトの食べ放題である。スタジャラパーのラップに、

風邪を引いたら中華でしょう♪

という歌詞があるが、ひき始めは中華でも、インフル熱絶賛上がってます、で王将は、王将を嫌いになりそうである。嫌いになるべきは、インフルエンザで、王将ではないので、中華はやめておく。


風邪のときは、自分を甘やかして、ちょっと甘めのヨーグルトを買う。というか、個別パックは大抵甘い。ブルガリアヨーグルトとかは無糖だが。


お砂糖が国民の敵になった時代が確かにある。甘いものが忌み嫌われ、砂糖の代わりに何かカタカナの甘味料が好まれ、砂糖メーカーは、団体を作りお砂糖新時代的な名前で砂糖は脳にいいとか言い始める始末である。その流れもあってか、大抵甘かったヨーグルト、甘くないまでも砂糖が付属していたのが、無糖と堂々パッケージに書くのがトレンドになった。しかし!である最近スーパーのヨーグルト売り場をみると、ほんのり甘いとか書かれたヨーグルトが出ている。昨日は雪印のブルガリアヨーグルトというヨーグルトの神様にすら、原料砂糖と書かれた、ほんのり甘いバージョンが復権していた。正直自分これは嬉しい。ほのかに甘いヨーグルトこそ、ヨーグルトである。健康のために、甘いものは避けてるふりして、無糖のヨーグルトを選んでてごめん。ホントは甘いのが好きなの。甘いとうまい。ここで取った糖分は、糖質制限という名のもとに、ご飯を控える、というもっと過激な行動で帳尻を合わせる。オートミールでも食べておこう。複雑なものである。

僕は風邪を引けば、砂糖入りのヨーグルトも食べるが、普段はパンやご飯を極端に減らし、オートミールやタンパク質を好んで食べる糖質制限者である、という矛盾したことを健康的だと思ってやっているバカバカしさよ。そういえば、病院の朝ごはんには大抵ヨーグルトが付く、しかも甘いの。これがまた美味しいんだ。かつて糖尿病のけがあったときは、このデザートすらご飯につかなかったからな、健康第一。甘いヨーグルトも控えめに。



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