なるほど、そういうことなのか。

名前は言えないが、とあるアーティストがオーケストラと共演したという動画をユーチューブでみた。えっ!?と思う程、オーケストラのサウンドが響かなくてびっくりした。往年のヒット曲で盛り上がるはずのヤーヤーヤーも全くサウンドとして響かなかった。これは、オーケストラの問題もいうよりも、完全にアレンジの問題だろう。恐らく、指揮者がアレンジしたのだけど、残念なことになった。


昨日夜、何気にアップルミュージックを見ていたら、ポーラエキスプラスのサントラが出てきた。作曲者はアラン・シルヴェストリ。フォレスト・ガンプ、バック・トゥ・ザ・フューチャーなどの主題歌を作った巨匠である


中でも花嫁の父という映画のテーマがお気に入りでそれを聞いてたら、ジョン・ウィリアムズをおすすめされて、彼の歴代のヒット曲を聞いて、件の響かないサウンドを思い出した。、ふたりとも音が増幅してるのか、と思うほど、響き渡っている。


こういうことなのね、と思った。印象的なイントロを作ることはできるだろう、問題はそれが演奏されたとき、響き合うのか、ということである。さだまさしのうつろひのライナーノーツに、服部克久のアレンジは楽器数は滅茶苦茶少ないのだけど、ボーカルを入れると、すごい豊かに聞こえる、という事をエンジニアが書いていた。つまりこういうことだ。僕がハリウッドの二人の作曲家、服部克久が好きなのは、贅沢なほど楽器が響き渡る編曲が施されてるからなのだ。こういうのは、作曲家、編曲家の才能なのだろう。経験叩き上げのなんちゃって編曲家より、バークレーやパリの高等音楽院で学ぶここは大切なんだな、と痛感した


経験のなせる技。






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