おかえり、いつもの槇原敬之に

尾崎豊にしても、槇原敬之にしても薬物事件を起こし、カムバックを果たした時の曲のタイトルに「太陽」という言葉を使っていることがちょっとした驚きだった

薬を使った人は、クリーンになると太陽について、歌にしたがるものなのかと疑問に思ったものだ


薬物の利用で2回も捕まった歌手というのはいないと思うが、槇原敬之が1回目捕まりカムバックを果たした時のアルバムは非常に説教臭いようなものだった


たぶん僕はこの頃から興味がなくなり、アルバムを聴かなくなった


デビューアルバムやどんなときも含む二枚目三枚目ぐらいまでが良かったなぁと思っていた


今回は本人はあくまでも否認しているようだが、とりあえず復帰一枚目となるアルバム、「ヨーソロー」聞いてみると、多分また、恨みつらみの歌で溢れてるんだろうなと思ったが、さにあらず一枚目二枚目を彷彿させるようないい感じのアルバムになっていた


デビュー当時はまだ大学生だった槇原敬之も今やover50歳になり、人生のさまざまなことを経験した上で、デビュー当時の感性のままアルバムを作ったという印象の、なかなかいいアルバムだった


もし自分がこのアルバムをわざわざレコード店まで赴き買うか、と言われたら、あまり強く肯定することができないが、サブスクリプションという仕組みの中で1回は聞いてみるということはもちろん、数回、何度も繰り返し聞くような可能性があるアルバムとして認識した。


デビュー当時から、出す曲、出す曲、ヒットし、アルバムも100万枚を超えるようなセールスを軽く記録するような、槇原敬之は少し天狗になった感じもしないでもなかったが、デビュー当時の彼にまた戻った作品が数多く収録されているということにちょっとした喜びを感じる


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