以前八橋検校のことについて書いたが京都のお土産の定番八ツ橋の起源については2説つあるということである
一つはお琴の形を模したという説もう一つは伊勢物語の中に登場する橋の形を模したものという説である。
京都には有名な八つ橋屋さんが四つあるらしいがそれぞれこのどちらの説をとるかによって陣営が異なっている。
それぞれのお店が元祖を名乗っているため、八つ橋とは、
お琴の形から作ったものである
なんてことを書いてしまうと、伊勢物語グループから抗議を受けることになり面倒なことになってしまうらしい。
だから京都検定には八ツ橋の問題は出題しにくいらしい。
なかなか面白い事情があるものだ。
八ツ橋のお店がどのようにできたのかはめんどくさいので省略するが、天皇即位に合わせて京都駅で販売したり、パリで行われた万国博覧会に出品したりと、西尾というお店がかなり熱心に PR したことで全国に広がったということは間違いなさそうだ。
こういう四つのお店の話とは関係ないが京都駅の1階にあるセブンイレブンに一口パックの八ツ橋が売られていたことがある。
八つ橋が好きか嫌いかと言われればそんなに好きとは言えないのだが、手軽な量だったので思わず買ってしまい新幹線の中で、お茶のペットボトルを飲みながら生八ツ橋ではない一口サイズの昔からの八つ橋をパリパリ食べてみた。なかなか美味しかった。
もちろんこれは元祖争いをしている有名なお店が作ったものではなくセブンイレブンから依頼を受けた小さなお店が作っているのだろうが、正直八つ橋と言われるものの味となんら違いはなかった。
八ツ橋特有のニッキの香りとあまさが何とも美味しくて、元祖がどこであろうと形が模倣されたものであろうと消費者としてはどうでもよかった。
そして何よりお土産を買うという行為をする時に隣の伊勢丹の地下にまで出かけて何かを買うという習慣はあったが駅ナカのセブンイレブンで手軽のお土産を買うことができるということを知ったのかなかなか便利だった。
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