サツ先生の思ひ出

 

僕の小学校1年生の担任の先生は東京師範学校卒業という雰囲気の年配の女性の先生だった、実際はお茶の水大学卒


小学1年生だから先生の比較などしなくて、当時は認識できなかったが、なかなか厳しい先生で教科書を忘れると、手の甲に太いマジックでバツを書かれ、マジックのお尻で頭を叩くという、現代なら朝日新聞が黙っていない、という感じの罰を与える先生だった


じゃあ、厳しいだけかというとさにあらず、ボーナスの時期には、駄菓子屋で売ってるような大きな飴玉をクラスの生徒1人ひとりにプレゼントしてくれたりした、


今日なぜこの先生のことを思い出したかというと家で甘酒を飲んだのだが、それがきっかけだった


当時の教室の暖房というのは、教室の隅に大きなストーブが置かれることだったが、そのストーブにはやかんが置かれ、蒸気を放出していたのだが、冬のある日、明日はみんな湯飲みを持ってこいとその先生は言った


先生が、酒粕を用意して、クラス生徒全員に甘酒を振舞ったのだ、僕は甘酒というものを飲んだことがなかったと思う、こういうおいしいものかということで、その後家でちょくちょく母親に甘酒をねだったものだ


卒業から何10年経って覚えているのは大きな飴玉をもらったことと、甘酒をご馳走になったこと、それ以外はあまり記憶にないが、小学校の最初の担任の先生というのはなかなか忘れないものである


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コメント

  1. 石油ストーブの灯油は毎月の配給制で、月初に使いすぎると月末にストーブが使えない問題がありましたね。放課後隣のクラスの灯油を盗もうとして問題になったこともあったなぁ。

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