三味線ブギでしゃしゃりこしゃんしゃん

 

最近、僕の中でヘビーローテーションしてる曲がある。


市丸さんという人が歌った「三味線ブキウギ」という曲である。

昭和24年にヒットした曲らしいのだが、芸者をしていた人がレコードデビューをするというようなことがよくある時代だったらしい


市丸さんもこれまではオーソドックスな曲を歌っていたのだが、時代の流れと共に、服部良一さんに曲を依頼し、ブギウギでヒット曲を飛ばしていた服部さんが三味線とブギウギを一つにするという技を行使し、作った歌で、当時ヒットしたらしい


曲はオーソドックスなブラスがイントロを奏でるところから始まる、ここまでは特に違和感はない西洋風の曲なのだが、歌が始まると三味線が鳴り始め、ブギウギのリズムを三味線が刻み始という曲である、

🎶あ、ちょいとブギウギ

という歌詞もユニークでとにかく1度聴いたら耳から離れないタイプの曲なのである。


服部良一さんといえば、「山寺の和尚さん」を作ったという経歴がある、これは元々お座敷などで歌われていたのをジャズ風の歌にアレンジした曲で、これも斬新だった訳だが、この三味線ブギウギも聞いてると、ぶっ飛んだ感じで驚かれされる。


市丸さんと言えば、両国に住んでいたそうで、その家は今カフェなどとして営業しているという話を昔聞いたことがある。


60歳を超えて、懐かしのあのメロディ的な番組でこの歌を歌う様子がYouTubeに残っているが、顔は白く塗られているし、歳も近いし踊って歌う小池百合子という感じがしないでもない。


まあどうでもいい。


ポイントは、銀座カンカン娘、買い物、ブギ、東京の空の下といった王道的、日本のポップスを作ってきた服部良一さんが三味線ブギや山寺のおしょさんといった変化球も投げていて、それが異常に良くできていて面白いというところであろう。


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