私の記憶が確かなら、村上春樹さんのエッセイの中で仮名の女性の編集者が登場し、それに安西水丸さんがイラストを添えたものが度々出てきた。
NHKで放送されたアナザーストーリーという番組の中に登場した編集者の斉藤陽子さんは、既に定年された年齢で、今となっては雰囲気はないが、当時の写真が出た時は安西水丸さんが書いた絵と非常に似てると思った。
これがNHK衛星放送で放送されたアナザーストーリーの村上春樹の話の唯一の収穫である
ノルウェーの森の大ヒットにより村上春樹さんが一躍注目を浴びた時、彼はインタビューに答えたりするタイプではなかったので、記者の人達は相当苦労したのだろう。
これは記憶が確かではないのだが彼の実家で両親か何かのインタビューを取ったことがあったような無かったような記憶があるのだが、違うかもしれない。
本人ではなくその周辺の人にも話を聞いて一つのストーリーをでっち上げるというやり方を多分村上春樹さんは嫌がるだろう
そんな内容の番組だった。
大学時代の友人という人達が、次々現れ当時の話を披露するというやり方を村上さんは嫌がるだろうな、と思うがよく探してもんである。何かの雑誌で突撃隊まで特定されたこともあったよな。世知辛い世の中だ。
自作の映像化に対して極めて冷淡な態度をとる村上春樹に対してベトナム人の映画監督がノルウェイの森の映画顔提案した時の話が1番リアルだった
この映画は WOWOW で放送されたのを録画して、一度チラッと見たのだが、途中からノルウェイの森の映画というものを見るという行為そのものに興味がなくなり、録画したにも関わらず消してしまったのでどんな評価をすべきなのかはわからない。
ただ唯一言えるのは、1960年代の映像というものを見ると、学生は皆ベルボトムのジーンズに変なシャツを着てたりするものだ、という印象があり映像そのものに何か汚さがあるものだと思うのだがこの映画の映像はとても綺麗だったということを覚えている。
ところでノルウェイの森は今や50の言語に翻訳されて発売されていると言う。こういうこところからも、毎年ノーベル賞の時期になると、今年こそノーベル文学賞という話が毎年なんとか彗星のごとく現れては消えるのだとは思うが、確かにそろそろノーベル賞を取りそうな予感がする。
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