イタリアにスパゲッティーナポリタンは無いのに、🍅ナポリタンは日本のメニューにある、という話を前回書いたら、熱心な読者からLINEが届き、「山崎パンのロシアパンというのを知ってるか」という質問が来た。
ロシアパンは本当にロシアにあるのだろうか❓というのが趣旨なのだが、Wikipediaで調べてみると、ロシアパンというのは確かに存在するようだ。
で、山崎パンのロシアパンというのはなんと昭和二十三年に発売された超ロングセラーで、未だに売ってるところでは売ってるようだ。
残念ながら吾輩は見たことがない。ロシアパンというのは、我々の認識する西洋風のパンとは全然違う。大きくて硬いパンのようだが、このヤマザキの商品は大きいところは本家と同じなのだが、柔らかくて表面に砂糖菓子がついていて食べやすくなってるという。
いかにも昭和23年の菓子パンという感じ。ロシアパンの事を書いたことと、ウクライナへの侵攻についてはなんの関連もない。
ロシアということで、ついでに言えば「シベリアパン」というのもある。
羊羹とあんこをスポンジで挟んだお菓子で、中部から関東地方などで盛んに売られているという。
さすがの僕も甘すぎてノーサンキューなのだが。
ジブリの映画で登場したことで、若者にも知れることとなったらしいが、これも発祥はどこだか分かっていないようだ。
横浜のお菓子屋さんが昔から作ってるという話なのだが、もちろん大瀧詠一さんで有名な、シベリアとは何の関係もないということである。
シベリアに住む人たちが羊羹を食べていたら驚く。
ついでに言うと、天津飯というのは天津には無い。
餃子の王将の人気メニューだが。
こうして中国やロシアの地名のついた料理やお菓子が存在するのは、戦争が終わった後、庶民の憧れを、戦争などで知られた海外の地名を付けて販売したことと関係がありそうな気がするが本当のところはわからない。
ポイントはこういう料理やお菓子が未だにちゃんと残っているということである。
急に思い出したか長崎で有名な「トルコライス」。
九州は博多以外行ったことがないので見たこともないのだが、トンカツとスパゲティとチキンライスズという子供の三大好きなものが載っているものらしく、これは絶対死ぬまでに食べたいと思う。
トルコライスの話が出たので、あえて書くが、一昔前にトルコと言われたものはなぜトルコと言われるようになったのだろうか❓
トルコには別にトルコがあった訳ではないと思う、この辺の呼称の問題というのはなかなかおもしろそうな話である。
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