結局テレビドラマの思い出になってしまう西村京太郎さん

 西村京太郎さんが亡くなった。



十津川警部はテレビ朝日では高橋英樹 TBS では渡瀬恒彦が演じていた。


僕はカメさんこと伊東四朗とセットでこのコンビの雰囲気が好きで、 TBS の十津川警部が見ていた。


それ以外にも中西良太、山田アキラという俳優がよく登場する。



よく登場するというのは渡瀬さんのドラマによく登場するということである。




このドラマでは刑事役として登場するが他の局のドラマでは犯人として登場したりする。


小林稔侍さんもそうだが東映の大部屋俳優だった人たちのグループがあり、その人たちを何とか盛り上げようという渡瀬さんの配慮だったという。こんな話も好きである。


そして、山村美紗とかつて同居していたという西村京太郎のドラマでは必ず登場する山村紅葉である。



切れ者の刑事の役を演じているが、原作者とは関係なくブッキングされた場合は、コミカルな役を演じている。


この人は普通コミカルな人なのかなと思うがインタビュー番組などに出てるのを見るととても物静かな人のようだ。


インターネット上によくある高学歴な俳優というような特集でもよく出てくる。

早稲田大学の政経学部を卒業しているとのことである。


TBS のドラマのエンディングでは赤ちょうちんで渡瀬さんと伊藤さんが事件について語り合いながら盃を傾ける神が必ずある。


決まった音楽が流れ、あ終わりかと言う認識ができるのだが、当然のことながらこのようなシーンは西村京太郎さんの原作にはない。


西村さんの原作は突然終わったりする。


誌面の都合だろうかその意味ではテレビというのは同じような形式で毎回作られるという形式美があるゆえ安心して見終われる。この渡瀬、伊藤のお決まりのエンディングのテーマと私が名付けた曲がなんとも哀愁をそそるいい曲なのである。