栄冠は古関裕而に輝いた!?

僕は今戦前から戦後にかけての音楽の歴史に興味を持っている。


ちょっと気がついたことなのだが、 NHK の連ドラで一時的に話題になった古関裕而についてである。


ところで福島は NHK のみならず民放まで古関裕而、古関裕而と大騒ぎして、にわかにできたお酒とかお菓子を連夜放送していたが、ブームがたぶん終わった今、そういったお酒はどうなってるのだろうか?倉庫に眠ってるのか❓


さて早稲田大学の応援歌「紺碧の空」と慶応大学の応援歌「我ぞ覇者」の作曲者はともに古関裕而である。


ライバルと言われる両校の応援歌を一人の人が作ってしまったという時点で残念な話である。


察するに当時、行進曲や応援歌といったものは古関裕而の専売特許で作曲を担っていたのではないかと思う。


それによって大儲けしたのだろうが。


 NHK のスポーツテーマや栄冠は君に輝くオリンピックと作曲家古関裕而の需要は山ほどあった。


日本のこの時期の作曲家と言うと、服部良一と古賀政男がポップストや演歌のそれぞれの父と言われ、日本レコード大賞の設立や作曲家協会など組織を作ったり日本の音楽シーンの近代化に大きな貢献を果たした。


この二人に応援歌を頼むという手もあっただろう。


古賀政男の哀愁溢れるギターとマンドリンの音色の応援歌、というのはちょっと違うか。


服部良一のリズム感溢れるブギウギの栄冠は君に輝くというのもちょっと違う気がする。


さて阪神の応援歌「六甲おろし」と巨人の応援歌「闘魂こめて」の作曲家も両方とも古関裕而、というのもちょっとポリシーがなさすぎませんかと思わないでもない。