アカデミーの乱闘について

 


ウィルスミスのアカデミー賞での生ビンタは、山崎邦正に対する蝶野正洋さんのビンタよりも迫力がありましたね。


緊張感があった。


全世界に生中継されている中で、予定外の出演者がステージに上がることだけでも大ハプニングなのに、いきなりビンタを食らわせたというのは、大ハプニング


そもそもジョークとしての質が悪いというのはありますが、このスピーチもおそらく台本に書いてあったものをただ読んだというのが真相ではないでしょうか。


むしろ、このセリフを言ったコメディアンが殴られたにもかかわらず、特に反撃をしなかったというのが救いの素晴らしい行為と言えるのではないでしょうか


アカデミー賞にしてもミュージカルのトニー賞にしても元々は組合員同士のうちわの会だったわけですよね?


それ故にかどうかは知りませんが、賞を発表する人の冗談や司会者の冗談がちょっとキツいと思うことは初めてでは無いです。


一時期、アメリカの賞ものにハマった私はかなりのYouTubeを見ましたが、「うわっ」という冗談が、かなりあったのは事実です。


それらを思い出せないのも事実なのですが。


座席の隣に座る同僚や、家族にまぁまぁと言われて泣き寝入りするのがこれまででしたが、ウィル・スミスは違いました。


主催者はウィル・スミスを許さないと声明を出し、なにか調査を始めたそうですが、アカデミーなんて、きっと辞書ほどの分厚い台本があって時間が管理されているはずです。


ライター軍団の皮肉屋の若者たちが、何日もこもってショーの大筋とセリフを決めて、アカデミーのお偉方が確認して、放送局のお偉方も確認した上で放送されたはずです。


ちなみに、Fワードや政権批判など放送しないように、生放送でありながら、ディレーをかけて実際より遅らせて放送し、問題発言があると、ピーと音をかぶせてステージの引きの絵を写して惨事を防ぐというシステムなのを昔読んだことがあります。


つまりアカデミーの幹部も放送局のスタッフも1度台本を見て特に問題ないよね、という台本だったことが怖いのです。


ウィル・スミスだけか悪者になり、主催者は弁護士軍団が付いていて、コメディアンとウィル・スミスの問題にしてますが、そもそも印刷した台本ではないですか?スルーで問題発言の原稿を通してしまった感覚が怖い。