まさに壊れかけのRadioだな、こりゃ。

 昨夜の地震は驚きました。

さて地震が発生した後、テレビをつけて状況把握に努めましたが津波注意報は出ているものの、そんなに大きな津波が予想された訳でもありませんでしたし、海からそう近いわけでもないので、まぁスルーしてました。


そこで頑張っていたのが、防災無線です。もちろん皮肉で。


地震発生以来、多分津波注意報解除の今朝まで録音したテープと思われるおじさんの声で「こちらはいわき市です。津波注意報が発令されています。海には近づかないでください」と延々と繰り返してました。


今や地方自治体が住民に情報を伝えるチャンネルというのはスマートフォンであったりいわき市ではコミュニティ FM まであったりします。


もちろんお年寄りやほぼ全員にお知らせするという意味で、スマホやコミュニティ FM がふさわしいのかという話はありますが、だからといって特に緊迫感もない時に延々と大ボリュームで防災無線を繰り返してるというのもどうなもいかがなものでしょうか。


防災無線というのは一斉メールといった概念が無かった頃の遺物でしょう。


今や地震が来ればスマートフォンはバカみたいな大きさで注意を喚起してくれます。


防災無線だけ流しとけばいいや!防災無線は流したまま!という行政機関のエクスキューズになっているような気がする。


情報が市民全員にまで伝わるかどうか、ということは非常に大きなテーマだとは思いますが、果たして防災無線の安いスピーカーからの割れた音というのが適切なのかどうか?ということは、技術の時代だけに真剣に考えたほうがいいのではないでしょうか。