バーターとしての告知の時間

 僕の好きなケンミンショーに藤原紀香がゲストで来た時、藤原紀香の母校で後輩の生徒にインタビューをした時、ディレクターが「スタジオに藤原紀香さんがいるんですが」と枕詞で質問をすると、インタビューを受けた高校生が、「今日は何の告知するためゲストなんだろう」とゲスト出演というのは何かの告知とバーターであるということを、見事に見破った返答をしていたのを恥ずかしげもなく放送していて笑ってしまった。そしてほんとに告知始めた。www




テレビにレギュラーで出ている人やゲストで出た人はスポンサーがお金を出して買っている時間枠を無料で、しかもギャラまで貰って自分の言いたいことを言う告知枠として使うことができる。


例えば商店街のコロナでお客が減った居酒屋の店主が、それができるかといえばできない。


告知というのはそれほど価値のあるものである。


今のテレビはタレントの告知に溢れている。


さて山下達郎の日曜の午後に放送しているラジオも後半は山下達郎のみならず、奥さんの竹内まりやのコンサートやレコード発売の告知のコーナーがたんまりと設けられている。


冠のラジオ番組を持っているからなんでも告知できるというようなご時勢であろう、もし僕がラジオのディレクターであれば、タレントに告知は一切許さない、告知の代わりにギャラを払ってますよね何か告知たいことがあればソーシャルメディアでも始めたらどうですか、ときっぱり言いたい。


多分クビになるだろうが。


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