僕は東京にいるときに、健康のため、減量のため、朝や夜走ることがあった。
が夜走るといって、特に懐中電灯など明かりが必要だと思うことはなかった。
街灯の光はあるし、家から漏れてくる明かりなどで、不安にならない程度の明るさはどこでも確保されていた。
さて、今住んでる町で夜ちょっと買い忘れたものなどを買いにスーパーやコンビニでかけると、地元で大きなマラソン大会があったりする関係もあるのだろう、夜孤独に走ってる人たちがいたりする。
この人たちはなんと右手に懐中電灯を持っていたり頭に炭鉱の労働者がつけるようなライトをつけていたりするのである
もちろんそれは暗いからである。
買い物に向かうにしても、場所によっては明かりもなく、ほぼ真っ暗という状態で道路の様子すらわからない状況もよくある。
東京の夜でも走れるという明るさは異常なのであろう。
新潟に行った時に地元客にも観光客にも有名なお蕎麦屋さんに連れて行ってもらったことがあるのだが、広大な駐車場があってかなり大きなお蕎麦屋さんの建物がある一角は町外れの田んぼの中だった。
このお店を一歩離れて車で移動し始めると、その世界はもう完璧な暗闇なのである。
車のヘッドライトが照らすライトだけが明るい世界で、あとは星が綺麗に見える
こんな世界なら素敵な文学作品や歌が星をテーマに作れそうだ。坂本九さんの見上げてごらん夜の星をという歌は、街がそんなに明るくない時代もしくは場所で書かれた歌詞に違いない。
夜の絶望的な暗さから、色々なものが生まれるのであろう。
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