吉野家の牛丼と女性の外食あれこれ

 


大学生の頃、お嬢様学校に通う女の人とご飯を食べることになり、「どこのお店で食べたい?何食べたい?」と聞いたところ、「私は食べたことがない吉野家に行ってみたい!」と答えられたことがある。


せっかく、こちらは丸井銀行でお金を下ろし、何を食べても大丈夫と言う準備をしていたにも関わらずだ。


吉野家でご飯を食べることは僕は嫌だったので、何か他のお店に行ったのだが、一気に基準が下がったため、大した店ではなかったような気がする。


女の子が吉野家に行って牛丼を食べるということの心理的なハードルはかなり高いということは、想像に難くない。たからまぁあの役員とやらが話した趣旨もわからないでもない。


別の話。

全国を出張するある女性と話をしていたことがあった時、地方で夕飯はホテルの部屋で、コンビニのお弁当的や駅弁的なものを買って食べる、という話を聞いたことがある。


一人で知らない街のお店に入るのは抵抗があるということである。


香港に旅行した時、一人で中華料理を食べに行くということは、、結構ハードルが高くマクドナルドでハンバーガーを買って部屋でテレビを見ながら食べるということがあった。


あまりにも、それでは悲しいので勇気を出して、スパゲティハウスと言う安いイタリアンレストランというほどのものではないがスパゲティ屋さんでご飯を食べたことがある。


不思議なもので中華料理屋さんには一人で入ってご飯を食べるにはちょっと不似合いな雰囲気があるのだが、スパゲティ屋さんでは一人でパスタを食べても大丈夫という雰囲気があった。まずくはないか、美味しくもない。人は社会的動物で、知らない街でご飯を食べるのは大変だな、と思う。


別の女性は、一人でどこででも食べたいものを食べるそうである。コースで出てくるお店でも一人で全然平気、イタリアンでも、和食でも、フレンチでも食べたち物を食べるそうである。食べたいものを食べないともったいないらしい。


レストランのマーケティングは難しい。お店の側もお客の側も。

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