作曲は言うまでもなく服部克久さんで、亡くなった時の新聞記事では服部さんの代表曲として紹介されていた。
確かに素晴らしい曲ではあるが、代表曲というのはいかがであろうか?
長らく音源を入手することはできなかったが、コンピレーションアルバムが出てその冒頭と最後にこのベストテンのテーマと登場する時の音楽などが収録されたことによりよりじっくり楽しむことができるようになった。
ベストテンのテーマは、途中で1回編曲し直されている。
生楽器メインのアレンジの初代から、シンセドラムやシンセサイザーを多様したちょっと時代を意識したニューバージョンに変化しているが、断然初期の方が僕は好きである。
弦、トランペット、エレキギター、コーラス、ピアノとどんどん主旋律が変化していき(その繋ぎでなるハープも珍しいよね)それに合わせて対旋律もどんどん変わっていく。
そして曲の進行に合わせて曲はどんどん盛り上がって、緊張感も増していく曲はザッツ服部サウンドの傑作という感じである。
モスキート音か!?と思わせるほど高いストリングスの音やゆったりと吹いているかと思えばスタッカートを奏でだすトランペット、ギターのトゥクトゥーンという音など、どれをとっても魅力的なサウンドで溢れている。
ベストテンの長い間スタッフを務めていた山田修爾さんのお葬式では出棺の時にこの曲が流れたそうである。
番組が始まる時、スタッフからスターが階段から降りてくるような華やかな曲を作ってくださいという発注を受けて作ったという話をされていた。
あまり本人はこんなに名曲で歴史に残っているのに、作った時の記憶がないような印象があったような気もする。
何万曲と作った曲の中の一曲であるから仕方ないだろう。
番組の冒頭ではあたかもオーケストラが今演奏してるかのように口パクならぬ演奏パクが行われていた記憶があるが、実際は録音されたものが流れていた。
たぶん一流のミュージシャンが演奏したものを使っていたのだろう。(残念ながらミュージシャンまでは調べられない)
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