巨大宣伝費の行方

 天気予報のキャラクターと言えば、日テレの何とかジローより、圧倒的に今は亡きヤンボーマーボーである。


ヤンマーはあのキャラで全国の天気予報枠を買いまくっていたらしい。


ヤンマーバブルが崩壊して、いまはなんとかじろうのように、放送局が天気のキャラクターを作らなければいけない時代みたいだ。


福島でも、ヤンボーマーボーはお亡くなりななったが、大ローカルスポンサーの農協が、「ふっくんしまちゃん」というなんのひねりもない、キャラクターを使って、提供をしている。

福島放送という比較的新しいテレ朝・朝日新聞系の放送局でやってるのだが、この提供はコンペだったのだろう。多分日銭が欲しい新局が、びっくりするほど安値でビットしたのだろう。


安い割には、柿の出荷だ、なんの初競りだ、と農協(JA)絡みのパブのようなニュースをやらされているのかな、知らんけど。


次のコンペを目指して、というかニュースがないから、あんポン柿の出荷だ、と同じニュースは全局で放送する農協ヨイショ体制である。

福島にとって、農協の宣伝費というのは、巨大なものだろう。


その福島放送のニュース番組は、これまでは比較的真面目にやっていたのだが、いまやよく知らないローカルお笑いタレントがでて食レポやって、という、薄い番組になってしまった。


関西のローカルが、カジノの住民投票を伝えていなかった、という話だが、地方のジャーナリズムは、静かに崩壊しているのかもしれない。

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