今朝は、人生の先輩がFBに投稿されていたワード「深夜特急」にこころ動かされた朝だった。
現役深夜特急世代の若者とおさけをのんで、ご自分が旅した香港を懐かしく思い出されている内容だった。
僕はバックパックは背中に汗をかくので苦手だし、ホテルはなるべくいい所に泊まるのを海外旅行のルールにしているので深夜特急とは程遠い人間だ。
でも、深夜特急と聞くと胸きゅんなのである。
誰もが青春時代に持っている爆発しそうなエネルギーを海外体験によって、人と触れ合ったり、学んだり、感動することで、収斂させていく、そんな素敵な旅の教科書が深夜特急だ。
香港の大通り沿いに建つ重慶マンションは、今でこそ電飾華やかな装飾がされているが、怪しさは当時のまま。
小説の舞台を見たくて、わざわざフェリーに乗って見に行ったのが懐かしい。
それから何十年後、不摂生が祟って、救急車に運ばれて入院した。
暇で読む本なんて準備してなかったが、お見舞いに来てくれた友達が、カバンの中から、自分が読み終わった本、深夜特急のべドナムの巻を置いて行ってくれた。
貪るように本を読んだのも久々だった。昔放送されたドキュメンタリーの影響で、主人公が大沢たかおになっていたが、一瞬で読了した。
その時は、まともに歩けず車椅子生活だったが、早く歩けるようになって、僕もベトナムを旅したいと思って実際歩けるようになった。
海外の思い出と言うより、あの不安で焦っていた毎日を癒してくれたのが深夜特急、という思い出である。
今の時代はスマホで写真のみならずビデオまで撮れ、分からないことはネットで調べ、翻訳してもらい、旅の感傷を音楽プレーヤーの音楽で癒す旅に変わっているのか?
しかしそう思うとスマホは神だね。
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