クールジャパンの前に、クールチャイナの時代がありました。

 日本ではあるとき、電通によるキャンペーンが行われたのではないか?と疑いたくなるような、三国志ブームの時代があった。


日本隅々まで電波を撒いているNHKの土曜の夕方、谷隼人隊長、森本レオ、せんだみつをら微妙な俳優が声を担当した三国志の人形劇フェスタがあった。


人形劇と侮ることなかれ!合戦で多数の馬が走りだすシーンなどはコンピューター制御で動いていたという。


テーマも細野晴臣作曲で、中国感満載の名曲とは思う曲は、全くヒットしなかった。

時を同じくして、NHKに比べて影響力はグッと弱くなるが、文化放送の「さだまさしのセイヤング」で録音でお客さんを入れて「マッサンの三国志英雄伝」というコーナーがあり、効果音がつけられて、漫談のように三国志を語るコーナーが長く続いていた。


完結したあと、当時はカセットテープで売られた。もちろん買った。覚えた。


今ではDVDとしてまだ売られているようであるwww

土曜日は夕方はNHK、夜は文化放送で三国志三昧。


さて、今の時代、青空文庫では、吉川英治版が無料で読める。


東京時代、地下鉄を待つ間、乗換の歩くとき、電車の中とスマホを片時も離さずなんとか読破した記憶がある。


一度読み始めると、血沸き肉踊り、やめられなくなる。


さてYou Tubeにはこの長編を朗読した人がいて、3本構成で、一本の収録時間はなんと10時間!というコンテンツを上げた人がいる。


この人に敬意を表して、2倍速で聞いている。音声コンテンツっていいなぁと思う。

本で読めば、漢字で見てなんとなく意味がわかる言葉も、朗読は全くヒントも遺さず、読み進んでいく開き直りがいい。


テレビ等では、聞いてわからない漢字は優しい言い方に書き直して原稿にするのだが、朗読だから、吉川英治先生の原稿を一字違わず読む無理矢理感も心地よい。


さて、三国志You Tube聞かないと💨