恋しいあの空間、時間。

 仕事納めの日の夜、決まって集うメンバーの飲み会があった。


僕がいた会社のお気に入りのメンバーに、テーマパークの広報の男四人が基本で、大抵テーマパークメンバーに気を使って、京葉線で出やすい都内、八丁堀とか茅場町で飲んだ。


そもそも僕が年に何度かサシで飲むメンバー同士で御互い知らないわけではないメンバーで飲み会をはじめた。


その後、知り合いや知り合いの知り合いを招いたりして楽しい会になった。


美味しいモツ鍋や焼き鳥、和食など新たな店の発見ができつつ「ここは弊社持ちで」というノリで期せずしてロハで飲めたりした。


気を使う必要はなく、仕事の愚痴や子供の成長の話をなどをして、最後は深夜に「はしご」で担担麺というパターンだった。


お土産にと各社のノベルティを一杯持ち寄って、帰宅するパターンはなんとも充実したいい時間だった。


翌日のことを考える必要がない開放感も手伝って、心置きなくゆっくりゆったり飲む年の瀬の飲み会が心地よかった。



長い付き合いのため、昔のはずかしい話とかを披露されたりして、失うものも多かったが、年の瀬に必ず集まって、時間を共有する事が良かった。


ここ数年、僕の入院、強制送還で開けてない。


はしごのでかい焼売が懐かしい。


他のメンバーもこの会のことを考えて寂しいな、と思ってくれると良いのだけど。


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