ニューヨークに出張に行った時、後輩が本屋に行きたい、という。「本屋?」と思ったが、優しい先輩は後輩について本屋に行った。
GW前のニューヨークは花で覆われた美しい季節だった。
この本屋のそばに咲いていたハナミズキの香りと、帰りによったコーヒーショップの香りを今でも覚えてる。
日本でいう三省堂みたいな地下1階、地上3階位の巨大本屋で「ストランドブックストア」という。
本の品揃えの多さと、オリジナルの雑貨で有名な店だそうだ。
ここの買い物用のバックが有名らしく、それがお目当てだそうだ。僕はその間、本屋のタイトルをなんとなく眺めてた。
すると僕の大好きな映画監督ノーラ・エフロンのエッセイがあった!
タイトルは「 I Feel Bad About My Neck」という本だった。安くなってて、帰りの飛行機で読んだ。
文章がうまい人は、簡単な英語で書くのだ。
面白かった。首のしわが最近気になる。色々やってみたけど、効果なくて、という話など、いかにも彼女の映画のワンシーンにありそうな話が詰まっていた。
ちなみに「ユー・ガッタ・メール」「めぐりあえたら」でトムハンクス、メグライアンのゴールデンカップルを誕生させた監督だ。
この本を日本では阿川佐和子さんが「首のたるみが気になるの」という翻訳本を出していたのを最近知った。
オリジナルのタイトルは「首のことを考えると、気分が悪い」を、「首のたるみが気になるの」というタイトルにしたのが才能。
その本屋の話題が、Google discoverに出てきた。このサービスは、インターネットの記事の紹介だけでなく、昔のキラキラの経験も思い出させてくれる。
あの本屋はまた行きたい。
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