あの国民的小説の舞台に熱中しなかった訳。

 村上春樹の「ダンス・ダンス・ダンス」は好きな小説の一つだ。


その終盤に、主人公が俳優の友達「五反田くん」からシェーキーズで殺人の告白を聞くシーンがある。


確か高田馬場のシェーキーズだった筈。

よく前を通ったので、なんか親しみがある。


ここがあの告白が行われたシェーキーズか!(勿論フィクションだけど)


 JR山手線の高田馬場駅を出て、新宿方面に緩い坂を登っていくと、鎮座している。


が、いまや大の🇮🇹好きなんだけど、ここのシェーキーズはあまり行ったことがなかった。


ダンス・ダンス・ダンスが刊行されてからも、何故か聖地巡礼しなかった。2000円の食べ放題も満足できない何かがあった。


もうなくなっていそうだけど、どっこいあるようだ。


食べ放題文化が今程メインストリームになる以前から、食べ放題で、アメリカの明るいイメージを伝えてくれた。


しかし、油っぽい冷めたパスタと、具がないピザに満足できず、フライドポテトしかたべるものはない、ということで敬遠したと思う。ふ


この店のそばには、しゃぶしゃぶ食べ放題の安い店が何軒かあって、その厳しい競争の中でも生き残っているのは「ダンス・ダンス・ダンス」聖地としての付加価値のため?まさかね。


たまたま僕のGoogleディスカバリーにシェーキーズのレポート記事が上がってきて、読んだんだけど、広告がライザップの通い放題。www


こうやって高度資本主義は回っていくんだよね。ダンス・ダンス・ダンス的に言えば。ランチタイム以外は美味しかったんだろう、今でも残ってるって事は。