「いい日旅立ち」を考えるの巻

 山口百恵の「いい日旅立ち」は1978年にリリースされた。

当時はまだ国鉄のキャンペーンのCMソング。作詞作曲は谷村新司、編曲は川口真さん。

川口さん、存じ上げず、ウィキペディア先生に聞くと、東京藝大の作曲科を中退されている方、とのこと。

高学歴作曲/編曲家ですね。


でもね、いい日旅立ちのイントロは苦手。


トランペットのソロが、いわゆる郷愁をさそうという企画意図はわかる。


でもなんか演歌的な臭さを感じる。

ダサくね?と感じてしまう。


谷村新司が、「昴」の編曲を文化放送内の喫茶店で、服部克久大先生に依頼した時、ブラス楽器はちょっと勘弁みたいなことを言ったらしい。


でもイントロではホルンが鳴りまくり。

一応ピアノとホルンの2パターンを用意して、どうですか?と選んでもらったら、ホルンを選んだという。


もしかしたら、谷村新司のブラス嫌いは、山口百恵の「いい日旅立ち」のトランペットの記憶が理由かも知れない。


そして時が経ち、谷村新司が自分のアルバムに「いい日旅立ち」を収めるときが何回かあって、その一つを、「昴」「群青」「天狼」と壮大なアレンジをされてきた服部克久さんが担当した。


なんのテレビ番組か、フルオーケストラで歌うのをYou Tubeで見つけた。


「編曲服部克久」とクレジットされてるから、改めてオーケストラ用のアレンジをされたのだろう。レコードのバージョンとそう変わらない。


イントロはバイオリンでした。

これのほうが好き♥ 

ティンパニからはじまるなんて、服部センセしか、しないよね。終わり方はなんか劇的!