僕の細道。山寺篇

 昨日の「ブラタモリ」は山形でした。

僕は浪人を仙台でしてました。

毎日、寮と代ゼミの往復をしていて、仙台駅から旅することに憧れていました。


社会人になって、高校〜予備校〜大学と同窓の友達と山寺に行くプランを立てました。


仙山線、という路線で向かった山寺駅は叙情的な田舎!という雰囲気のところにあり、山の頂上から、見下ろす風景に期待が高まります。


所が、ブラタモリで、タモリさんも登頂してないことからおわかりのように、かなりきつい道中なんです。


他の観光地のようにロープウェイもエスカレーターも整理されておらず、たまに名物のこんにゃくのおでんを売る店がある程度。


山を登ると足取りはどんどん重くなります。


そして山の中腹で白旗をあげ、同行のともに、「一人で行って、俺のことはいいから」


と八甲田山のセリフのような事を言い、売店でお茶を買って、路上の石に座り込んでしまいました。


友は、「お前が歩けないなら、俺も行かない!」なんて言うはずもなく、一人で頂上まで行って、戻ってきました。


東京から新幹線に乗り、仙台から1時間の旅をしてわざわざ来たのに…


更に、仙台で、予備校時代よく食べに行った中華料理屋で回鍋肉定食を再び味わうのを目的にしてました。


が、この店が見つからず、萩の月と白松がモナカだけ買って帰ってきました。


それが山寺の思い出。



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