門前仲町では富岡八幡宮のお祭りが行われるそうだ。
富岡八幡宮を中心に沢山の町内から御輿が出て町中を歩き回るお祭りで、神輿を担ぐ人たちに水を沿道からかける、水掛まつりとも言われるそうだ。
この祭の朝は早い。
早朝六時になると、町内各所に設けられたお神輿ステーションでは太鼓の生演奏が始まる。しかもPAまで使って。
眠れない。眠れない。眠れない。
夏だからサッシとか開けて寝てると、いきなり騒音。目が覚める。
学校の子どもたちの声すら騒音認定する社会で、いつまでこんなん許されるのだろう?
でもお祭りのほうが先だから、文句も言えず、この時期、別に参加してるわけではないけど、早起きになってしまう。
ちょっと買い物、ちょっと郵便局とかの移動も交通規制がかかり、観客が屯していてままならない。
こういう場合は、昔から言う。
同じアホなら踊らにゃ損損。
一度近所の友人が町内の祭団体に参加したそうだ。
そしたら一年中親睦飲み会。しかも偉い人は地元の自営の人が多く、翌朝をあまり気にしないので、
遅くまで定期的な飲み会が続くらしい。サラリーマンには酷みたいだ。
その人はついていけなくて辞めたそうだ。
赤坂で働いていた時、日枝神社のお祭りがあって、帰りの地下鉄千代田線は混んでいた。
お祭の装いの人が、ふんどしと法被、足袋で座席に座っていて異様な雰囲気を醸し出していた。
その人が降りたとき、誰も生尻が触れていた座席に座らなかった、そうだよね。
踊らにゃ損損の裏には祭の暗黒世界が結構広がっているものである。
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