「の」の魅力

 この話は前に書いた気もするけど、検索しても出てこないので。


香港に「優の良品」という名前のチェーン店があった。


香港中に店があって、(空港や駅、街角)とても人気らしい。


売ってるものは日本風のお菓子や食品。

所謂「日式」というだけで、人気が出た時代だ。


この店の優れたところは店の名前。


優の良品、とひらがなの「の」を入れたので、更に日本が強調され、人気になった、ということだ。

ここが今日のポイント。たった1字ひらがなを入れただけで、ヒットするって凄いよね。


先の戦争で、日本は香港にも攻め入って迷惑をかけているが、二千年前後の日本自体のアゲアゲムードもあってか、日本が人気だった時代がある。


HMVには日本の歌手の特別編成のCDが並び、本屋には日本の雑誌が直輸入されていた。


そごう、西武などの百貨店が香港で店を開き、全て画アゲアゲだったバブルの落とし子みたいのが、優の良品だった。


勿論、無印良品のパクリであることは明らかだ。


今や無印良品も香港に上陸し、コロナの観光客不足もあって、店を全て閉じだらしい。100店にも及ぶ店がクローズした。


一つの時代の終わりを感じる。






コメント