仙台は東北の東京で、僕が初めて実家を離れて生活した街でもある。(浪人ね)
予備校時代、高校の同級生たちとお昼を食べに行って、なにか違和感を感じていた。
それは仙台のランチの中華は大皿ワンプレートにご飯、野菜、漬物、メインのおかずがどんと盛られて出てくることだった。ランチごときにいちいち皿使っていられるか!という精神の表れか。
カフェより十年早くワンプレートランチを考案していたって凄いよね!
その後、仕事で仙台に通うようになった。残念ながら完全日帰り圏内である。
日帰りには日帰りの楽しみがある。
美味しいとんかつの店を聞いて訪ねたり、東北大学出身の同僚から聞いた、仙台のナウなヤングのメッカ、フォーラスにある中華料理屋を薦められた。
フォーラスといえば、イオングループのPARCO。メンズビギだニコルだと言う店の中に、そんなに注目すべき中華があるのか?ワクワクしながら行った。
ビルの地下2階という微妙なロケーションのその店は店の作りが異常にチャチイ。壁紙、テーブルどれも場末感が漂う。
食券を買って、調理場の小窓から番号を呼ばれて取りに行く超省力化、近代システムで水ももちろんセルフ。
大丈夫か?思って待ってすぐ出てきた料理は特に美味しくもなく、まずくもなく。でも通いたくなるタイプの店なの。
メニュー全部制覇したくなるような。
その後何度か通った。
そもそもなんでフォーラスにこの店が入っているのか?
もともとこの土地に店があって、ビルができるに当たり立ち退きと引き換えに入居権を獲得したのだろうか。
でも人気の店で次から次へと人が入ってくる。
このフォーラスが老朽化のためしばらく休業するらしい。ここが今回新しい話。
新装オープンしたら果たしてこの「北京餃子」は復活するのか?
いかにも王将のフランチャイズからドロップアウトしたような店は引き続き東北大学生の台所になり得るのか?
数年後の新装オープンを待て。
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