日本の活字文化はどうなるのか!?

 何故かレンタルレコード屋は法整備がされた。作詞家、作曲家、演奏家に一枚あたりレンタル料金の何%かが払われる仕組みができている。


悲惨なのは本だ。


一つは図書館。公的機関による無料貸出という評価をしてる人もいたが、今やもう十分だろう。


子供の絵本から、大人の週刊誌、新聞までナンデモ無料で読み放題。まさにゆりかごから墓場までの充実ぶり。


そして図書館で働く図書館書士という資格を持つ人が全国で冷遇されている、という。


さらにベストセラーなどが出ると、ニーズに答えるためアホみたいに仕入れる。


「村上春樹のベストセラーが貸出中です。もっと仕入れてください」というリクエストの回答に80冊仕入れてます、という回答を見て腰が抜けたことがある。


一般に売れた数より、図書館用に売れた冊数のほうが多い本というのも存在するようだ。


図書館で週刊誌とか新聞とか文芸書とか貸し出すのはもういいだろう。


昔、目と鼻の先に図書館があり、ふらっと出かけたら、早川書房のアガサ・クリスティのシリーズの改訂版が並んでいて、全部読んだことがある。

 

これは税金を払ってることへのお礼なの?となんだかよくわからない気持ちになった。


そしてブックオフ。


これは作家には全く還元されないシステムだ。


カウンターでよく売り主とブックオフの間で喧嘩が起こっている。


売り主の想像を超えた安さで買われるのだろう。


数ヶ月前に話題になってた本が大量に並んでいて思わず笑ってしまう。


漫画とか結構出版社は商機を逃しているのだろうな、と思う。


一方で本が高すぎるから、ブックオフなんかが流行るんだ、という議論もあるのだろうが、そのせいで売れなくなるから、値上がりするんだよ、と思う。


今や文庫本とか新品で千円とかするのもどうなの?と思う。一方で、ブックオフなら百円で入手できるのもおかしいだろう。  


このまま放置しておくと日本の擦過や出版社は駄目になるのでは?


増税メガネも海外にカネを配る前に、日本の本の文化をどう維持していくのか考えてほしい。




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