小学校低学年の教科書に「みかんの木の寺」という話があった。
もちろんタイトルは今検索してわかったのだが、お寺の庭にみかんがなり、取ろうとした子どもたちを和尚が怒鳴り、あと何日待て、と張り紙がしてあり、その日になると木からはみかんが消えていた。
その代わり、かごにたくさんのみかんがおいてあり、お食べ、というメッセージが書いてあった、という話。
お寺を見ると、障子が閉まっていて、影一つ見えなかった、という何か謎めいた一文で終わる作品。
この話はなぜか僕の好みで、街を歩いていて、他人の家の庭に、みかんがなっている木を見つけると、必ず思い出す。
検索してみたら、僕の頃は劇画調のイラストだったように記憶しているが、今は漫画調のイラストになっているみたい。
収穫済みのみかんがカゴい入れられ置かれていてお寺には全く人の気配がしない。これはどんなメタファーなのか。気になって眠れない。
コメント
コメントを投稿
皆さんからのコメントお待ちしてます!