雲丹を初めて食べた人は勇気あると思う。

 いわき市の中心駅はかつては「平」と言ったが、今はいわき駅と呼び名が変っている。


平が出来た頃から(明治時代だ!)駅弁を販売していたのが住吉屋という元旅館。


なぜ住吉か?創業者が大阪は住吉の出身らしい。


さて、今は無きこの旅館屋になぜわたくしは注目しているかというと、この店が出していた「うに弁当」について語りたいのだ。


全盛期には東京の京王百貨店の駅弁祭りでも人気だったといううに弁当。

高校三年間、平駅を使っていたから、住吉屋やうに弁当の看板、駅弁を売る姿を拝見した記憶はある。


しかし、食べたことはない。

年がら年中お腹をすかした高校生は、うに弁当より、もっとカロリーの高い食べ物を望んでいた。


その後、住吉屋は売行きが伸びす廃業、うに弁当は沿線の水戸や日立の駅弁業者が作って、平駅で販売したりしたそうだ、輸送コストなどがかかりまたもや頓挫してしまっまたらしい。


一度食べてみたかったうに弁当。


いわき市もなにかあると馬鹿の一つ覚えの似非ハワイの打ち出しではなく、もっと地元の打ち上げ花火的資源が山程あるのになぁと思う。