ダヴィンチコードの頃の興奮が蘇ってきた「オリジン」。神がかり的な面白さ。

 あまりにも「ダ・ヴィンチ・コード」が面白すぎて、他の作品もいくつか読んだけど、知らない古典作品(ダンテの神曲とか言われても)がテーマだったりで、遠ざかってしまったダン・ブラウン。


最近ダ・ヴィンチの頃のワクワクが蘇る本を見つけてしまった!


タイトルは「オリジン」。オリジン弁当とは関係ない。

人類の起源とこのあとの行く末について、大発見をした未来学者がネット中継で世界で二億人が注目するプレゼン中に殺される。


現場にいたラングトンと今回の寅さんで言うところのマドンナ、

美術館の館長で、スペインの皇太子のフィアンセが協力して謎を追うという話。


今回面白いのは「ウィンストン」というsiriやGoogleアシストントの一万倍賢い会話のできるAIがラングトンを助ける役割を果たしているのが現代風。「宇宙戦艦ヤマト」で言うアナライザー。「ドラえもん」で言うドラえもん。



さらに未来学者が暗殺されて、それ以降の国王や宗教団体の混乱をリアルタイムで伝える謎のWEBメディアの正体は!?(ここはほんとに驚く)


そして老いた国王と、それを支えてきた教王の秘めたるおっさんずラブもあったりして内容盛りだくさん。


サクラダファミリアやガウディに興味持った。


今まで行きたいと思ったことのなかったスペインに行きたいな。確かスペイン独特の飲み屋あったよね、つまみが美味しい。


オリジンは文庫で上中下3巻たけど、止まらなくなりました。