YMCAに漂う淫靡な雰囲気

 昨日の日曜日、雨の粒をつたわって、僕の卒業した中学校の僕の卒業したブラスバンド部の練習してる音が聞こえてきた。


あれ?この曲知ってる!

と思ったのは、西城秀樹の昭和の大ヒット曲、ザ・ベストテンで最高得点9999点を記録したヤングマンだ!


コンクールも終わり、秋の運動部の大会の壮行会で使うのかな?と懐かしく思いつつ、ちょっと待て?


今は令和だから平成、昭和と随分な懐メロだな、と思う。


例えて言うなら、昭和に現役だった僕らが「憧れのハワイ航路」や「南国土佐を後にして」を演奏するようなものだ。


それでいいんだ、名曲は。


日本では西城秀樹により爽やかな青春ソングになったこの曲も、有名な話だけど、本国アメリカではビレッジピープルというバンドが歌ったゲイ賛歌なんだよね。


この前ニューヨークで泊まったホテルはセックス・アンド・ザ・シティのキャリーやFriendsのアパートのロケ地のそばで、ちょっと散歩してみたら、ゲイタウンを通過して、思わずこの歌を歌ってしまった記憶がある。


日本では当然ながらゲイ色は薄められて訳詞されているんだけど、ヤングマンのサブタイトルがYMCAなのが謎だったよね、子供ながらに。


どうも若者の施設としてプールやジム、宿泊施設などあることから、ゲイの巣窟になっていた、という話。


そういえば某国のバス通りにYMCAがあるんだけど、なんか怪しい雰囲気が漂っているんだよね。


YMCAに行けば楽しいことがあるよ!と歌うこの歌を、教育の現場で演奏することの是非はともかく、三連休も指導のためにほぼ無給で時間を取られる顧問の先生に頭が下がる思いだ。


ディスコサウンドにはストリングスが似合う不思議。


今度はサンフランシスコのカストロ通りで会いましょう。

ごきげんよう。

コメント