日本のポップスの流れは2つだけ。

 「親父の一番長い日」といえば、

さだまさしの代表曲の一つ。


12分延々と妹が生まれてから結婚するまでを歌ったある意味大河ドラマだ。


確か久米宏がやっていた『土曜ワイドラジオ東京』の中の「電リクコーナー」で、

この曲の1番をオンエアした後、

レコードプレーヤーを動かしたまま

ボリュームを絞って他の曲を紹介し、

その曲が終わった後、

「さてさだまさしさんはまだ歌ってますかね?ちょっと聴いてみましょう」と言って、動いているレコードプレーヤーの音を出して「まだやってる」と笑っていたシーンを今でも覚えている。


「親父の一番長い日」は、山本直純編曲、演奏が新日本フィルで歌舞伎座でのライブ録音


山本直純の壮大なアレンジが大好きで、(特にドラマチックな間奏!)何千回と聞いた。


しかしB面は確か1、2回しか聞いてなかった気がする。サブスクにあったので改めて聞いてみた。



この曲が売れたということは、B面も売れたわけだ。「椎の実のママへ」という歌で

「精霊流し」で歌われた従兄弟の母親の

人生を歌った歌で、精霊流しのイントロも流れてくる。


精霊流しのアナザーストリー的な曲はありそうだけど、その母親の人生を歌うあたりがさだまさしだ。


そして暗い。


大瀧詠一が

日本のポップスは2つの流れしかない、

と言っている。


それは

①服部良一

②古賀政男

の2つの流れだ。


①は少数の人にしか支持されない

歌うの難しいアメリカのリズムを意識したポップス


②は圧倒的多数派が支持する日本人の王道

(ある意味ド演歌)

だそうだ。


大瀧詠一によれば

さだまさし、松山千春、吉田拓郎、桑田佳祐、宇多田ヒカルなどは②に属するらしい。


そしてこの「椎の実のママへ」を聞くと

古賀メロデイか!と思うほどだ。


息子がボートに流されて死んでしまうが

この母親も不治の病で死んでしまう、

というとてつもなく悲しい歌だ。


古賀政男の曲で淡谷のり子が歌った

「私此頃憂鬱よ」という歌があるが、

それよりは服部良一が淡谷に作った

「おしゃれ娘」が心地よい。



暗すぎるとさだまさしはコミックソングを出してくる。「関白宣言」「関白失脚」「私は犬になりたい」…


これが聞いてて気恥ずかしいのだ。

それでさだまさしファンを止めたと言ってもいい。


なんか暗いと言われていた同級生が

お楽しみ会で突然

「恋するフォーチュン・クッキー」を振り付けで歌い上げるような違和感…なんだかなあ〜


因みに大瀧詠一が服部派、古賀派の話をしていた当時は服部派は山下達郎と大瀧詠一と言っていた。

多分その後小沢健二とかがこの流れなんだろうね。筒美京平はどっちなんだろう?


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