河瀨直美のように劇場を空っぽにする映画のリスクなく、続編を作る方法。

 そもそもこの映画「ホーカスポーカス」は1993年に公開されたらしい。

僕はその何年か後、TSUTAYAで見ることになる。


ベット・ミドラーという人の存在を知り、たまたま借りた映画が面白くて、彼女の映画を借り続けた。


結構どれも楽しめた。


その中で唯一僕的にハズレが、この映画だった。


当時は知らなかったが、サラ・ジェシカ・パーカー、天使にラブソングをのとぼけたシスター役の人と楽しめるメンバーばかりなのに、何故かつまらなかった。


しかし、毎年ハロウィンの季節になると、多分ディズニー・チャンネルで放送され、この映画の出演者に仮装する人たちも現れるのだろう。


最近の僕の Instagram 上にもやたらこの映画が上がってくる。


多分アメリカ人にとっては年に一度この映画を思い出すタイミングというのがあるのだろう。


続編を求める声というのがファンの間で広がり、出演者3人も続編があれば出たいという Sex and the City ではあり得ないような環境があった。


しかし、首を縦に振らなかったのはどうもディズニーらしい。


そもそも90年代に公開された時も「大ヒット」ということもなく「中ヒット」ということもなく「小ヒット」ということもなかったと思う。

 

ひたすら、続編を求める声が増え続け、そしてこのハハロウィン🎃シーズンに、Disneyプラスで公開される、というのが時代だなーと思う。


劇場を東京五輪の河瀨直美の記録映画のように、劇場を空っぽにするリスクはなく、長い期間掛けて人々がこの映画を見るために、ディズニープラスに入って、見たあと退会を忘れてくれればボロ儲け。


魔法の手法だ。


ベット・ミドラーってコメディもうまいし、シリアスな映画でも活躍する日本でコンサートをしたことがない数少ない大物らしい。


歌手としてグラミー賞、女優としてオスカー、ゴールデングローブ賞、舞台ではトニー賞など数々の賞に輝く大エンターテイナーが、第二作に戻ってきた映画、ホーカスポーカス、気になる。でも日本人にとって、ハロウィンというのはなんか馴染みなくて。