吹奏楽部部員の妄想。

 中学時代、僕は吹奏楽部に所属していた。


その時々のヒット曲(松田聖子とか田原俊彦とか近藤真彦)を素早くに吹奏楽部用にアレンジして、楽譜を発売する会社があった(名前は思い出せない)


その会社の毎月送ってくるdmの中に、「あなたの学校の校歌をプロがアレンジします。」というのがあった。


色んな編曲家の名前の中にもちろん服部克久の名前もあった。


当時は服部さんが、滅茶苦茶忙しい時期だったから、果たして本当に本人が編曲するのか怪しい感じはあった。が。


吹奏楽部の顧問の先生に、これ御願いしましょう、服部克久先生に、と言うと、それならお前が金を出せと言われた。


もちろん金を出せるわけでもなく、この話は終わった。


この時代、校歌は「いかにも校歌」、というアレンジで楽譜は既にあった。誰がしたのかは知らんけど。


中学生に編曲をお願いする金は無かったが、その後、社会人になって以降、お金を払って服部克久先生にお願いして、スコアを中学にプレゼントすればよかった。まぁ校歌に服部克久さんのArrangeテクニックがどこまで有効なのかはしらんけど。


でも、御本人がやってくるるのなら、音が響くサウンドに仕上げてくれたにちがいない。