絶対知ってるヤツ。

 僕は免許がない。

だから、友達と餃子ツアーや、旅行に連れて行ってもらうときは、専ら助手席で、BGM係を文句を言われながら、務める。


美しい季節で、良い天気であれば服部克久特集で決まり。


それを、渋々我慢しながら運転してる友達に聞いてもらってると、あ!これ知ってる、聞いたことある、の連続になる。


多分CMや番組のBGMとして聞いてるのだろう。  


そんな意味で、絶対知ってるはず!と言うのがこの「ルローヌ(河)」という曲。


1985年に世に出た。Eテレのピアノでポッススをという番組のエンディングでも使われたので、ピアノ好きにはおなじみで、ピアノの発表会やyou tubeの弾いてみたでも頻出なので絶対知ってる、筈。


そして後に、「3世代版」というのがリリースされた。


作曲は勿論服部克久さん、編曲を息子の服部隆之さんがして、元々はアルトサックスの旋律を孫の服部百音さんがバイオリンを弾いた。


多分、この3世代版の初演をコンサートで僕は聞いた。美しくて涙が出そうだった。


you tubeで検索すると、マリンバで弾いたり、ギターで奏でたり、エレクトーンで弾いたり、といろんなバージョンで皆さん楽しまれていて、まさに音楽という「河」が脈々と流れているんだな、と思う。


服部さんが亡くなったあと、佐和子の部屋という阿川佐和子さんの対談番組に隆之、百音親子が出演されて、いつも三人で演奏されてたこの曲を二人で演奏されてた。


いつもは克久さんのソロから始まる演奏も当然隆之さんのソロから始まっていた。


まさに川の流れだな、と思う。


そして音楽のストリーミングサービスの服部克久さんの再生回数で常に一番なのはこの曲だった。それではお聞きください。