えっ、武道館で?!

 三遊亭とむという落語家がいる。

「笑点」のピンクの小粒、コーラックならぬ好楽さんの弟子で、もともとテレビタレントをしていて、春風亭小朝に入門しようとしたら、落語家協会には、入門の歳の制限があり、無理で、円楽一門会というグループの好楽さんに入門した、という人だ。


「天狗裁き」という古典落語ある。


昼寝中に見た夢の内容を、天狗に聞かれる、という話なのだが、風に飛ばされて天狗に合う描写をピアノ線で吊るされ、背景を動かして、とんだ姿を描写するなど、新しい試みをしている人でもある。

この人が真打ちに昇進する。

名前を小朝さん命名の「錦笑亭満堂」にあらため、昇進記念興行をなんと日本武道館でやるという。

武道館といえば大型のセットが組まれたコンサートで有名だ。

日本一地味に武道館でコンサートをやったのはさだまさしと谷村新司が一緒にやったコンサートだろう。武道館で座布団敷いて小唄の稽古をしている

最近では安倍晋三のお別れの会が無理やり開かれたことで有名だ。会場の作り方で、定員は変化する。


で、とむさんの武道館。

1番高いチケットは10万円だそうだ。

格闘技を意識した値付けらしい。


元テレビタレントだけに交友関係も広いし、いろんなサプライズがあるのかもしれない。


「落語家はやってる会場にふさわしい落語家になる」的なことを春風亭一之輔さんが言っていた。

五十人の会場でやってると、三、四十人

のお客さんが呼べる落語家になるし、百人の会場にすると八十人とかの人が来るそうだ。

一万人の会場でやれば、それなりのお客さんが来るのか、落語会のビッグな興行になるのかどうか。

因みに彼のマネージメントはエイベックスがしてるらしい。その辺からビッグなゲスト登場なのかね?小室とか。