NNHKの「映像の世紀」で昭和の文豪と言うテーマで三島由紀夫が自衛隊で割腹自殺をする前の様子が放送されていた。
市ヶ谷の自衛隊の建物で演説した時「楯の会」の制服を着ている。
これはフランス軍の制服が格好良くて、西武百貨店の堤清二さんに相談したら、実は西武百貨店の人がデザインをしていたことがわかって、そのままオーダーしてつくった、という話。ボタンまで細かにデザインを指定していたらしい。死に装束として決めていたのかな?
堤清二の晩年近いインタビューに書いてあった。
堤さんと三島さんって、ちょっと意外な取り合わせのように思えますが、文学者仲間・東大卒仲間ってことなんでしょうかね。
関係ないけど、最後の晩餐で新橋で鶏鍋を食べていた、ってのは有名な話かな?
更に堤さんは三島の自決後、自宅へ弔問に行ったら警察の捜索があるかもしれないとかで家族などがビビっていた話も語っていた。
更にマスコミが自宅を取り囲み出れなくなってしまったと続けられていた。
昭和のアイコン2人が関わっている偶然が面白いですよね。勿論こんな話はNHKでは語られていないけど。
三島由紀夫にしても向田邦子にしても若くして亡くなっているので、僕らは若い時の映像しか見ない。三島のと堤清二が同年代とか向田邦子と黒柳徹子が同年代とかちょっと信じられないんだよね。
ところでバブルの頃に創刊された今は亡き写真誌にこの時の三島の遺体が掲載されていたのはショッキングだった。
割腹自殺して、介錯された後の頭の写真だった。こんなものまで載せるんだ!と驚いたことがある。もちろんそこには西武百貨店とのストーリーは無かったけど。

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