「京都慕情」七変化。

 「京都慕情」と聞くと、昭和の高度成長時代のテレビのバンドが演奏する雑なアレンジしか想像できない。



しかしこの曲、どっこい形を変えて令和の時代も生き残っているのだ。


まずスタートはありえないけどベントャーズから始まっている。作曲はベンチャーズ。

日本で売ることを考えた企画モノだった。

オリジナルタイトルは「Reflections in A Palace Lake」宮殿の湖に映る反射?


ところが企画段階で渚よう子(誰?)が歌うことになり「京都慕情」というタイトルになった。


そしてザ・ベンチャーズがインストを出したあと、渚さんがレコードを出し大ヒットしたらしい。


その後が今回のテーマ。


まずは矢野顕子。

これをはびめで聞いた時は震えた。

強めのリズムにシンプルなアレンジ。

そして自由なボーカル。

京都四条通や清水寺の参道を歩きながら何千回も聞いた。矢野顕子流石だわ。


そして武田カオリバージョン。

武田カオリという歌っているより、阿部海太郎という作曲/編曲家に焦点を当てるべきだろう。


NHKBSの「京都人の密かな愉しみ」という番組のエンディングとして毎回流れる。


阿部海太郎さん、好きです。

このNHKの番組の音楽をメインにしたのアルバムも出ているのですが気持ちいい。



服部隆之さんがオーケストラとすると、阿部海太郎さんはミニマムな室内楽的な編成なんだけど、なんとも豊かなサウンド。


阿部海太郎バージョンの「京都慕情」は演歌的な色合いが完全に消え、おしゃれなカフェで流れていてもいい曲に仕上がっています。


矢野顕子バージョンの対極にあるアレンジ。


音楽ってホント七変化だよね、編曲者や歌う人で。



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